こんにちは。
「北千住のスタバ混みすぎじゃね?」が口癖の小川です。
ただ、スタバ以外に良いカフェ見つけたのでハッピーです。(駅前のR BAKERさんです。)
もし、見かけた時は「カフェでMacBook開いて、ブログ書いてる俺カッケー状態」になっているかもしれませんがご了承ください。
最近、オンラインサロンの記事ばっかり書いてましたが、書いててつまらないんです(笑) やっぱり現場のことやトレーニングに関することを書きたい。
そこで今回は、現場で感じた一つの感覚について書いていきます。
「スポーツの頭の良さ」と「勉強の頭の良さ」は違う?
野球界に限ったことかもしれませんが、「野球で必要な頭と、テストで点をとるための頭は違う。」みたいな事をたまに聞きます。
私も実際に言われた経験があります。
実際に「テストの点は悪いのに、野球では抜群の思考力・判断力を持ち、高いパフォーマンスを発揮する選手」を何人も知っています。
こういった選手に出会うと、【スポーツの頭の良さ】と【勉強の頭の良さ】は別物であるように感じる事があります。
ただ、【勉強の頭の良さ】がアスリートに不必要だということではありません。私が、多くの学生アスリートを指導する中で、以下のことを感じています。
「伸びる選手」は勉強ができる
私が学生アスリートを指導していて感じるのは、
「伸びる選手」は勉強ができる。
ということです。(ここでの勉強ができるとは、定期テストの点数が高いという意味です。)
学習能力はスポーツにも応用できる
勉強ができる選手は、(そうでない選手に比べて)学習能力が優れていると思います。新しい知識を記憶し、それを自分なりに整理し、活用する能力が、授業や定期テストでも発揮され、結果として良い点数が取れます。
そして、この学習能力はスポーツの現場でも生かされています。
勉強ができる選手は、指導者に教わったことをきちんと覚えて、それを自分自身で活用する事ができています。
指導者に言われなくても自分に必要な練習やトレーニングを考え、実行する傾向にあるため、「伸びる」と感じます。
一方で、勉強ができない選手は、学習能力が低く、教えたことを覚えていない傾向にあります。自分で原因や改善策を考える能力に乏しく、教えても知識が積み重なっていきません。だから「伸びにくい」と感じます。
こうして見た時に、【勉強の頭の良さ】は「選手の伸びやすさ」を示す一つのパラメーターになっているのではないかと考えています。
何を大切にするかは本人や指導者次第。
しかし、スポーツの世界は勝負の世界です。
過程は大事。だが、結果が全ての世界。
先ほど述べたように、勉強ができる選手は「伸びやすい」ため、高いパフォーマンスレベルまで到達できる可能性はあります。
ただ、いくら優れた「プロセス」を歩んでこようと、スポーツでは「結果」で勝敗が決まります。ある時点(大会、試合)で、より良い「結果」を出したチームや選手が勝ちます。
その選手が「伸びる選手」だろうと「伸びにくい選手」だろうと、
『最終的にはパフォーマンスが高いかどうかが重要』
という事実も忘れてはいけません。
何を選び、何を捨てるか。
どのようなプロセスを経ていようが、大会や試合において高いパフォーマンスを発揮できる事が大切です。ルールの中で、誰よりも高いパフォーマンスを発揮したチームやアスリートが勝つ世界です。
勉強が得意な選手は、様々な情報をもとに最適なプロセスを計画するかもしれません。勉強が苦手な選手は、自らの感覚を大切にして練習・トレーニングの内容を決めていくかもしれません。
スポーツの世界に「絶対勝てる方法」なんて存在しません。
私はS&Cコーチですが、「トレーニングしなくても、勝てるなら良い。」というスタンスで指導しています。
あくまで、「トレーニングをすれば、勝てる可能性が高まる」だけであって「絶対勝てる」わけではありません。
これは技術練習や食事、治療、ケア、メンタルトレーニングなど、アスリートが勝つために行う全ての行為に言える事です。
しかし、少しでも「勝つ可能性」を高めるため、アスリート本人やサポートする様々なスタッフが、必死に頭を使い試行錯誤しているのです。
時間は有限ですので、良いとされるもの全てに手を出すことはできません。
チームやアスリートは「何を選び、何を捨てるか。」を判断しなくてはいけません。
まとめ
【勉強の頭の良さ】は、パフォーマンスの高さに直接は関係してませんが、勉強ができる選手は「伸びやすい」傾向にあり、高いパフォーマンスに到達できる可能性はあると思います。
ただ、それが全てではないので、そのチームやアスリートに適した方法で「勝つ可能性」を高める努力をすることが大切だと思います。
あくまで個人的な意見です。
ということで、今回は学生アスリートを指導してきた中で感じていたことについて書いてみました。
当然、私の個人的な意見です。【勉強の頭が良い】のに「伸びにくい」選手だっていると思いますし、その逆だっているはずです。
お読みいただいた皆さんは、【スポーツの頭の良さ】と【勉強の頭の良さ】の関係についてどのようにお考えでしょうか?
よければコメントやtwitterにご意見を頂戴できればと思います。
それでは、お読みいただきありがとうございました。