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「はじめてのオンラインサロン育成」

「はじめてのオンラインサロン育成」

オンラインサロンを立ち上げて約1ヶ月。

今回の記事では、約1ヶ月間のオンラインサロン運営を通じて気づいた事についてお伝えしたいと思います。今後オンラインサロンを作りたいと考えている方の参考になればと思います。

そもそも「オンラインサロン」って何?という方は、ぜひ過去の記事も合わせてお読みいただくことをオススメいたします。

1ヶ月間のオンラインサロン運営で気づいた事

頭の中に本棚ができる

まず、当たり前ではありますが、アウトプットをすることで、思考が整理されると感じています。

私はメンバーに対して「経験に基づく知識」を提供しています。多くの経験は頭の中で「写真」や「イメージ」のような状態で存在していると感じていて、それを知識として提供するため「文字」に変える必要があります。いわゆる言語化という過程ですね。ボヤッとしたものを、明確な文字に変換するのは非常に難しいと感じますが、ここで自分の思考が整理されていきます。

乱雑に置いてある本を、ジャンルや内容ごとに分け本棚に整理するように、脳内の「経験」が知識とリンクして整理されていく。まるで、頭に本棚を作るような作業です。大変な作業ではありますが、これをすることで貴重な経験を最大限に活かす事ができるはずです。

また、言語化した内容を相手に伝える時は「文字」だけでなく「言葉」や「写真」、「イメージ」を使うことで、より効率的に伝えることができます。そこで、次に言語化した内容を加工・修飾するスキルが求められます。具体的には、話し方やスライドのデザインなどのスキルです。現場では、こういったスキルが指導の結果を左右すると感じています。

オンラインサロンで定期的にアウトプットの場を得た事で、言語化や伝える工夫をする機会が増えました。3年間どっぷりと現場に入っていて、振り返る暇がありませんでしたが、オンラインサロンを有効活用して3年間のキャリアを振り返っていきたいと思います。

指導者は「フィードバック」を磨くべし

オンラインサロンでは、担当の学生が勉強会の講師役を務め、他の学生に向けて話をします。それは講師役の学生のアウトプットのトレーニングなのですが、それだけではありません。

私は、話を聞いた学生から講師役の学生に必ず「フィードバック」を返させます。話の内容、話し方、資料の内容など、全体的に評価させます。当然、改善すべきと感じたところは指摘しますが、必ず改善策の提案までするようにさせています。これは「フィードバック」のスキルを磨くためです。

大学ではアウトプットの機会が少ないだけでなく、フィードバックを返す機会も少ないです。一方、指導者として現場に出たら、選手にフィードバックを返す場面は非常に多いです。また、フィードバックの仕方が、選手の技術的成長や動機付けに大きく影響することも知りました。

指導者として質の高い「フィードバック」を返すために、学生のうちにトレーニングを積んでおくことはやはり重要だと思いました。

フィードバックの仕方は、指導者の個性が出ていいと思います。オンラインサロンでいろんなフィードバックの手段を試して欲しいですし、私も試行錯誤していきたいと思います。

学生の意識が高い

今、サロンメンバーの大半は大学2,3年生ですが、非常に意識が高く、自ら行動できる学生が多いと感じます。大学は「人生の夏休み」という人もいますが、彼らは目標に向かって学ぶ姿勢を持っています。だから、私も真摯に向き合い、彼らのためになりたいと思えます。

私は指導者として、

『授人以魚 不如授人以漁』

人に授けるに魚を以ってするは、人に授けるに漁を以ってするに如かず

という言葉を常に念頭に指導にあたっています。

人に魚を与えれば1日で食べてしまうが、人に釣りを教えれば一生食べていける」という意味です。

私はこの言葉から、「答えを与えるのではなく、考え方を教えることで選手の成長につながる」というスタンスで指導するように心がけています。

もっと具体的に言うと、「選手が自分の元を離れても、選手自身で適切なトレーニングができるように指導する」ように心がけています。

オンラインサロンでも、学生が社会に出ても、自ら考え行動できるよう考え方を伝えるよう心がけています。それは、彼らがやる気を持っており、きっかけを与えれば自ら行動できる人間だからこそですね。

月¥5,000の設定は高いかな?と思いましたが、今では正解だったと思っています。

こんな感じで大変なこともありますが、結果、オンラインサロンは「楽しい」です。

オンラインサロンは誰でもできる

オンラインでの収入源になる

オンラインサロン作成の手順は、メンバーを募集し、オンライン上にグループを作成するだけです。めちゃくちゃ簡単ですね。

有料にする場合は、料金の管理が必要です。また、組織を運営するため、それに伴う諸々の作業も必要になります。メンバーとのコミュニケーションを濃くしたいのであれば、自身で管理できる人数をメンバーの上限にすべきだと思います。

フリーランスのS&Cコーチも、S&C指導以外の収入の柱は持っておくべきだと、コロナを経験し痛感しました。選択肢としてはセミナーの主催が挙げられますが、優秀な方々を知っているため、私のような若造にはハードルが高すぎます。

そんな時、オンラインサロン等の有料コミュニティーの運営という選択肢もあるということをお伝えしたいです。今は「受ける側」よりも「発信する側」になりたいと思う人が増えていますので、そういった場を用意することにも需要があると思います。

オーナーが成長・挑戦し続ける必要あり

サロンの魅力を高めるには、オーナー自身の魅力を高める必要があります。そのため、オーナーは学び、挑戦していく必要があります。

そういった姿がメンバーの背中を押し、一人一人の目標達成への行動を後押しします。

私もまだまだ未熟ですので、学生の見本となれるように精進していきます。今後のサロンの発展としては、外部講師の招待、指導練習会の開催、メンバーとの個別カウンセリング、若手指導者 & 若手SC,AT & 学生での交流会などを検討しております。

ビジネスは、スピードが命。時代の流れにアンテナを張り、常にチャレンジしていかなければ生き残れないと思います。S&Cコーチとしての能力を高めると同時に、フリーランスとして成長していけるように頑張りたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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